YouTubeのステーションが音楽以外にも広がりました。2026年8月21日の告知です。クリエイターの動画もメディアチャンネルもポッドキャストも対象に入りました。

日本ではスピッツや宇多田ヒカルやKing Gnuの開設が話題になりました。ただしそれらの記事は告知が中心です。公式が何を書いているかを読むと事情がかなり違います。

ステーションとは何か

設定された動画を24時間ループで流し続けるライブ配信です。テレビのチャンネルに近い形になっています。

公式の説明はこうです。

Stations let you watch collections of videos from your favorite creators as an always-on, lean-back viewing experience. You can watch and engage in real-time with other fans in live chat, making it feel like a shared viewing room
YouTube公式「YouTube test features and experiments」2026年8月21日出典を開く

リーンバックという言葉が使われています。座ったまま流し見する体験のことです。あわせてライブチャットで他の視聴者と同時にやりとりできます。同じ部屋で一緒に観ているような感覚を狙っていると書かれています。

視聴者はシークバーを操作できません。全員が同じ場面を見ることになります。ここがチャットの成立する条件になっています。

これは正式機能ではなく試験運用です

ステーションが載っているのはYouTubeの「test features and experiments」というページです。正式にリリースされた機能ではありません。

公式は同じ文中で「pilot」という言葉を使っています。

While we started this pilot with a small group of music artists, you'll now start seeing Stations for a wide variety of new types of content
YouTube公式「YouTube test features and experiments」2026年8月21日出典を開く

少数の音楽アーティストで始めた試験を広げた段階です。終了時期も正式化の予定も書かれていません。試験機能は短期間で終わることがあるとYouTube自身が同じページの冒頭で説明しています。

自分のチャンネルに作れるのか

ここが検索でいちばん問われている部分です。結論から書きます。

For creators, we are starting with a limited number of new creators for this experiment, and will keep you up to date when we expand
YouTube公式「YouTube test features and experiments」2026年8月21日出典を開く

限られた数の新規クリエイターから始めると書かれています。申し込みの窓口も選ばれる条件も公開されていません。

つまり現時点では、自分から開設する手順は存在しません。「やり方」を探しても出てこないのは、まだ手順が公開されていないからです。

何が対象に広がったのか

8月21日の告知で挙げられている形式は4つです。

新たに対象になった形式
クリエイターのコンテンツ
メディアチャンネル
ポッドキャスト
選ばれた新人音楽アーティスト

音楽の枠から出ました。ポッドキャストが入っているのが目を引きます。音声中心の番組を24時間流す形が想定されているようです。

見る側は世界中で使えますが3か国だけ除外されています

視聴については範囲がはっきり書かれています。

項目内容
対象全世界のユーザー
**除外****ポルトガル・スイス・トルコ**
表示される場所ホームと検索のフィード
対応アプリYouTube と YouTube Music
対応端末モバイル・デスクトップ・テレビ

除外されている3か国は日本の報道でほとんど触れられていません。理由は書かれていないのでこちらからは推測しません。

日本は除外に入っていません。視聴する側としては普通に使えます。

探し方

公式が挙げているのはホームと検索のフィードです。専用の一覧ページがあるという記述はありません。

方法できること
ホームのフィードおすすめとして表示される
検索のフィード検索結果に出る
チャンネルを直接開く開設済みのチャンネルなら配信中の枠が見える

確実なのは3つ目です。開設しているチャンネルを開けばライブ配信として並んでいます。

いつからやっているのか

日本での動きが報じられる前から動いていました。

時期できごと
2026年2月Aile The Shota の「24/7 Station」が確認された(INTERNET Watchの訂正記事による)
2026年4月コーチェラに合わせて約40組で開始(Music Ally Japan)
2026年6月ずっと真夜中でいいのに。が開設
2026年8月9日スピッツが登録者100万人を記念して開設
2026年8月21日音楽以外への拡大をYouTubeが告知

日本人アーティストで最初に確認されたのは2月のAile The Shotaです。INTERNET Watchは当初6月のずとまよを初と報じました。その後に読者の指摘を受けて訂正しています。

分かっていないこと

公式の記述だけでは埋まらない部分があります。憶測で埋めずに並べておきます。

分かっていないこと
試験運用がいつまで続くのか
正式機能になるのかどうか
クリエイターが選ばれる条件
申し込みの窓口があるのかどうか
ステーションの視聴が再生回数としてどう数えられるのか
収益化の対象になるのかどうか
ポルトガル・スイス・トルコが除外される理由

特に再生回数の扱いは分かりません。YouTubeは2026年8月24日から再生回数の数え方を変更しました。ステーションの24時間配信がその中でどう扱われるかを公式は説明していません。

よくある質問

無料で見られますか

視聴に費用がかかるという記述は公式にありません。通常のライブ配信と同じ扱いです。

いつまで見られますか

公式に終了時期の記載はありません。試験運用という位置づけなので期間は保証されていません。

アーカイブは残りますか

ステーションは24時間ループの配信です。アーカイブの扱いについて公式の記述はありません。チャンネルごとに設定が違う可能性があります。

自分のチャンネルで始めるにはどうすればいいですか

現時点で手順は公開されていません。公式は限られた数のクリエイターから始めると書いています。拡大する際に知らせるとしています。

日本語の公式説明はありますか

ありません。日本語のヘルプページを開いてもこの項目の本文は英語のまま掲載されています。