OpenAIがChatGPT Workのブラウザを更新しました。2026年8月25日です。ログインが必要なサイトのタスクも実行できるようになりました。これまでは認証画面で止まっていた作業がそのまま続きます。
パスワードは渡りません。ただし公式のリリースノートにはログイン状態のほうは残ると書かれています。ここが実務で効きます。
何ができるようになったのか
ChatGPT Workのブラウザはログインの必要なサイトでタスクが止まっていました。今回そこが通るようになっています。
| 段階 | 何が起きるか |
|---|---|
| 1 | ChatGPT Workにタスクを頼む |
| 2 | 認証が必要なサイトでChatGPTがログイン画面を出す |
| 3 | 自分で認証情報を入力する(セキュリティコードが要る場合もある) |
| 4 | サインイン後はChatGPTが作業を続ける |
パスワードマネージャーが使えます。公式に明記されています。手で打たずに済みます。
公式が挙げている用途はこの4つです。
| 例 |
|---|
| 新居の公共料金を調べて適切なプランに申し込む |
| 運転免許窓口の予約を取る/パスポート更新の書類を埋める |
| 保険のポータルでX線と血液検査の費用を確認する |
| 求人条件に合う人材のプロフィールを探す |
どれもログインの向こう側にしかない作業です。
パスワードは渡りません
公式の記述は明確です。
ChatGPT cannot see your username or password, and they are never seen by the model or used in model training. ChatGPT does not store your username or passwords
ユーザー名とパスワードは見られません。モデルにも渡りません。学習にも使われず保存もされません。3つとも書かれています。
ただしセッションは残ります
報道が触れていないのがここです。同じ段落にこう書かれています。
Your session may remain signed in for future tasks, so you don't have to log in again every time
次のタスクでもサインイン状態が続く場合があります。毎回ログインし直さなくていいという利便性の説明です。裏返すと意味が変わります。
パスワードを渡していなくてもログイン済みのアカウントを操作できる状態が維持されるということです。パスワードが漏れるかどうかとアカウントを触れるかどうかは別の話になります。
履歴を消す場所は決まっています
セッションと閲覧履歴は自分で消せます。公式が場所まで書いています。
| 操作 | 場所 |
|---|---|
| 閲覧履歴の削除 | Settings > Cloud browser > Browser data |
| 範囲 | 全サイトまとめて、またはサイト単位 |
サイト単位で消せるのは実用的です。使い終わったサービスだけ切れます。
決済と予約の前には確認が入ります
自動で最後まで走り切るわけではありません。
it will always ask for confirmation before consequential actions, such as completing a reservation or payment
予約の確定や支払いのような重大な操作の前には必ず確認を求めると書かれています。アクセスできるサイトの範囲も利用者が管理します。
ただし「重大な操作」の線引きがどこかは公開されていません。投稿や送信が含まれるのかはこの記述から分かりません。
SNSの運用に使えるのか
管理画面はログインの向こうにあります。仕組みのうえでは対象に入ります。
ただし現時点で判断できるのはここまでです。
| 確認できること | 確認できないこと |
|---|---|
| ログインが必要なサイトで作業を続けられる | どのサイトが対応しているか(公式は「一部のサイト」とだけ記載) |
| パスワードはモデルに渡らない | 投稿や送信が「重大な操作」に入るか |
| 予約と決済の前には確認が入る | 各SNSの規約が自動操作を許すか |
公式が挙げた用途例にSNSの運用は含まれていません。各プラットフォームの規約は別に確認が要ります。自動化ツールの利用を制限している規約は珍しくありません。
対象プランは公式と報道で食い違っています
ここは注意して読んでください。
| 情報源 | 対象プラン |
|---|---|
| OpenAI公式リリースノート | Plus と Pro |
| ITmediaの報道 | Plus、Pro、Business |
公式の一文は「Authentication in ChatGPT Work's browser is available for Plus and Pro plans.」です。Businessの記載はありません。報道が別の情報を持っている可能性はあります。ただしこのリリースノートだけを根拠にするならPlusとProです。
自分のプランで使えるかは実際に試すのが確実です。
よくある質問
デスクトップアプリでは前から使えましたか
ITmediaによるとデスクトップアプリは端末上の内蔵ブラウザを使う仕組みです。そのためWeb版とモバイル版より先にログインへ対応していました。今回追加されたのはWeb版とモバイル版です。
パスワードマネージャーは使えますか
使えます。公式が「supports the use of password managers for simple, safe login」と明記しています。
二段階認証があるサイトでも使えますか
公式は「You may also need to enter a security code」と書いています。セキュリティコードの入力を求められる場合があるという記述です。自分で入力する前提になっています。
一度ログインしたら、あとで切れますか
Settings > Cloud browser > Browser data から閲覧データを削除できます。全サイトまとめてでもサイト単位でも可能です。




