noteの自動翻訳が有料記事にも広がりました。2026年8月26日の発表です。あわせて無料記事では韓国語への翻訳も順次始まります。

ただし全部が対象ではありません。定期購読マガジンとメンバーシップと有料マガジンは対象外と明記されています。ここを先に整理します。

何が変わったのか

自動翻訳は2026年5月27日から全クリエイターに提供されていました。今回はその対象が広がった形です。

対象これまで8月26日から
無料記事の英語翻訳対応対応
**単発の有料記事の英語翻訳**なし**対応**
**無料記事の韓国語翻訳**なし**順次開始**
有料記事の韓国語翻訳なしなし

有料記事が英語で読まれるようになったのが今回の中心です。海外向けに翻訳版を別途用意する必要がなくなりました。

対象になる記事とならない記事

ここが分かれ目です。公式が注記で線を引いています。

記事単位で販売されている有料記事が対象です。定期購読マガジン、メンバーシップ、有料マガジンは対象外です
note株式会社「日本語の記事が世界225の国と地域に」2026年8月26日出典を開く
形態英語への自動翻訳
無料記事対象
単発の有料記事対象
定期購読マガジン対象外
メンバーシップ対象外
有料マガジン対象外

継続課金の形にしているものは全部外れます。単発で売っている記事だけが入ります。メンバーシップを主戦場にしている人は今回の拡大の対象になりません。

韓国語は無料記事だけです

言語によって対象が違うので注意が要ります。

言語無料記事単発の有料記事
英語対応対応
韓国語順次開始なし

公式は有料記事の自動翻訳を現在英語のみとしています。韓国語で有料記事を売ることはまだできません。

2か月でどこにまで届いたのか

5月27日から7月27日までのデータが公開されています。

順位
1アメリカ
2シンガポール
3イギリス
4カナダ
5ブラジル
6インド

英語のみの対応だったので上位は英語圏が並びます。ただし非英語圏も10位以内に入っていました。ブラジル・ポーランド・ドイツ・韓国です。英語を経由して英語圏以外にも届いています。

韓国が10位以内に入っていたことが今回の韓国語対応につながっています。

世界で一番読まれたのは生成AIの記事です

カテゴリ別のデータが日本のクリエイターにはいちばん実用的です。

順位カテゴリ
1IT(生成AI・開発ツール系)
2ビジネス
3ゲーム
4以下人文学、旅行・おでかけ、フード

さらに踏み込んだ数字が出ています。上位10か国のうち9か国でITが1位でした。例外はブラジルだけです。そこではゲームが1位でした。

生成AIやツールの使用記録を日本語で書いている人なら翻訳をオンにしておくだけで読者が増える可能性があります。いま日本で最も書き手の多いジャンルがそのまま海外で最も読まれているジャンルでした。

日本ならではの情報も読まれています

世界共通のテーマだけではありません。公式が挙げた例のひとつは西武ライオンズの記事です。ベルーナドームの座席からの見え方を紹介したものでした。

ほかにも次のような記事が海外から読まれたと紹介されています。

内容
ゲームの攻略
生成AIを使ってみた記録
海外の現地で買える食品の食べくらべ
ロングセラー商品の誕生秘話
税制改正の解説

日本の制度の解説が海外から読まれるという結果は書く前には想像しにくいところです。

225という数字の読み方

見出しの「225の国と地域」には注記が付いています。

「国と地域」はISO 3166に準拠した集計単位で、属領・自治領・特別行政区などを個別に含むため、国連加盟国(193ヶ国)とは数え方が異なります
note株式会社「日本語の記事が世界225の国と地域に」2026年8月26日出典を開く

225か国に届いたという意味ではありません。国連加盟国は193です。属領や自治領を個別に数えた結果の225です。

集計対象も限定されています。英語に翻訳されたページへの日本以外からのアクセスが対象です。期間は5月27日から7月27日。翻訳対象は無料記事のみでした。有料記事のデータはまだありません。

翻訳を止めることもできます

自動でオンになりますが外せます。

自動翻訳は機械翻訳のため、訳文が原文と完全に一致しない場合があります。クリエイター自身が設定で自動翻訳をオフにできます
note株式会社「日本語の記事が世界225の国と地域に」2026年8月26日出典を開く

機械翻訳である点は公式が認めています。言い回しや固有名詞が重要な記事では訳文が意図とずれる可能性があります。判断はクリエイター側に委ねられています。

よくある質問

いつから使えますか

自動翻訳そのものは2026年5月27日から全クリエイターに提供されています。有料記事への対応と韓国語の順次開始は2026年8月26日からです。

翻訳の対象になる基準は何ですか

記事単位で販売されている有料記事と無料記事が対象です。定期購読マガジンとメンバーシップと有料マガジンは対象外と公式が明記しています。

有料記事は韓国語でも売れますか

売れません。公式は有料記事の自動翻訳を現在英語のみとしています。韓国語は無料記事が対象です。

翻訳の品質はどうですか

公式が機械翻訳であることを明記しています。訳文が原文と完全に一致しない場合があるとのことです。品質の基準や精度は公開されていません。

翻訳された記事はどこで読まれていますか

公開されているのは国別とカテゴリ別の順位までです。記事ごとの翻訳経由のアクセス数をクリエイターが確認できるかどうかはこの発表に書かれていません。