高市総理が官邸でAIを使ってアプリを作りました。2026年8月28日です。作ったのは「物価高対策シミュレーター」です。手段は音声でAIに話しかけるだけでした。

報道は「AI家庭教師を実施」までで止まっています。チームみらいが公開した記録には何をどう教えたのかが具体的に書かれていました。

何が行われたのか

総理官邸での実施です。参加者も公開されています。

立場参加者
教える側チームみらいの安野貴博党首、峰島侑也、小林修平
教わる側高市総理、木原官房長官
日付2026年8月28日

「AI家庭教師」という名称で行われました。チームみらいは国政政党です。

きっかけは党首討論での一言でした

思いつきの企画ではありません。3か月前に約束が交わされていました。

時期できごと
2026年5月20日党首討論で安野氏が「いつでもカテキョに参ります」と発言
同日高市総理がその場で「カテキョ、ぜひお願いします」と回答
2026年8月28日実施

安野氏がこのとき引用したのはシンガポールのヴィヴィアン外務大臣の発言でした。

レク(レクチャー)を受けただけの技術について統治することはできない
チームみらい公式note「高市総理へのAI家庭教師を実施しました【資料公開】」2026年8月28日出典を開く

説明を聞くだけでは足りない。自分で触れという主張です。今回の企画はこの一言から始まっています。

総理が作ったのは物価高対策シミュレーターです

作られたツールの中身も公開されています。

項目内容
名称物価高対策シミュレーター
対象政府が2026年に実施したガソリン・ガス代・電気代の補助
できること世帯構成や子供の数といった家庭単位で効果を試算する
作り方**音声でAIに話しかける**

その場で作っています。事前に用意されたものではありません。

完成後の総理の言葉が2つ記録されています。

発言
先月までの国会でこんなのちょうど欲しかったな
こういう数字が欲しかった

手法は「バイブコーディング」です

安野氏はこの体験を自身のXでこう呼んでいます。

用語意味
バイブコーディングコードを自分で書かず、AIに指示して作らせる作り方

今回はさらに一段進んでいます。キーボードすら使っていません。音声で話しかけてアプリができています。

プログラミングの知識がある人の作業ではありません。作りたいものを言葉で説明できれば形になるという段階に来ていることの実演でした。

なぜ「聞く」ではなく「作る」だったのか

安野氏の冒頭の挨拶にこの企画の狙いが書かれています。

国のトップの高市総理がAIを体感しているかどうかによって、AIが発展した先の社会の見通しが大きく変わると思います
チームみらい公式note「高市総理へのAI家庭教師を実施しました【資料公開】」2026年8月28日出典を開く

体感しているかどうかが争点になっています。資料を見せる形ではありません。実際に手を動かしてもらう形にしたのはこのためです。

チームみらい側はプログラムの狙いをこう書いています。いまのAIが「聞いたことに答える」段階を超えて「自律的に仕事ができる」ところまで来ていることを実感してもらうためです。

投影資料が公開されています

当日使われた資料が公開されています。報道では触れられていない部分です。

公開されているもの
当日の投影資料
実施の経緯と参加者
安野氏の冒頭挨拶の内容
総理の発言

ぶら下がり取材の書き起こしについては追って追記する予定と書かれています。この記事の時点では未公開です。

一般の人が同じことをするには

音声でアプリを作る流れ自体に特別な環境は要りません。ただし今回使われた具体的なツール名は公開されていません。

分かっていること分かっていないこと
音声入力で指示したこと使用したAIツールの名称
その場で完成したこと所要時間
世帯単位で試算できることシミュレーターが公開されるかどうか

どのツールを使ったかがチームみらいの記録に書かれていません。同じことを試したい場合はバイブコーディングに対応したツールを自分で選ぶことになります。

この件をどう受け止めるか

政治的な評価はここでは扱いません。技術の話として見ると示されたのは次の点です。

示されたこと
音声だけでその場でアプリが作れる段階に来ている
作る対象は「自分が欲しかった数字」でよい
専門知識より「何が欲しいか」を言葉にできることが要る

総理の「こういう数字が欲しかった」という言葉は作る動機が課題側にあることを示しています。技術を学んでから使うのではありません。欲しいものから逆算する順序です。

よくある質問

誰が教えたのですか

チームみらいの安野貴博党首と峰島侑也氏と小林修平氏の3名です。官邸側は高市総理と木原官房長官が同席しました。

何を作ったのですか

物価高対策シミュレーターです。ガソリン・ガス代・電気代の補助の効果を世帯構成や子供の数で試算できるツールです。

総理はコードを書いたのですか

書いていません。音声でAIに話しかける形式で作成しています。

このシミュレーターは使えますか

公開の予定について記録に記載がありません。

資料は見られますか

チームみらいの公式noteで当日の投影資料が公開されています。