Googleが「Expert Intelligence」を発表しました。現地時間2026年8月27日です。Google Play Booksで買った電子書籍をGemini Notebookに追加できます。その本の内容にもとづいた回答をもらえます。

10万冊以上でのスタートです。ただし条件が複数あります。日本から使えるかは公式に書かれていませんでした。

何ができるようになったのか

自分が買った本を情報源として登録できます。

できること内容
質問本の内容にもとづいた回答を受け取る
生成本からインフォグラフィック・音声概要・クイズなどを作る
組み合わせ自分の資料や他の情報源と一緒に読ませる

公式が挙げている使い方の例です。

部下へのフィードバックの仕方を、キム・スコットの『Radical Candor』に相談する
自分の日記をアップロードし、『The New Menopause』と併せて読ませる
冷蔵庫の中身を撮影し、マイケル・ポーランの『Food Rules』をもとに献立を作る

自分の情報と本を混ぜられるのが特徴です。書籍の該当箇所への引用も付きます。

本を持っていないと使えません

ここが今回いちばん重要な設計です。

we've ensured that for people to interact with a book in Gemini Notebook, they must own the book through Google Play Books
Google公式「Expert Intelligence: a new way for you to engage with trusted content」2026年8月27日出典を開く

Google Play Booksで所有していることが条件です。持っていない本をAIに読ませることはできません。

公式はこの仕組みを著者と出版社と一緒に作ったと書いています。無断で読ませる形にはなっていません。

共有しても相手は読めません

ノートブックを他の人と共有した場合の扱いも決まっています。

状況相手が本を持っている相手が本を持っていない
ノートブックを共有使える**購入を求められる。買わなければその本は使えない**

共有すれば読めてしまうという抜け道が塞がれています。共同編集者には購入を促す表示が出ます。買わない場合はその書籍がノートブック内で利用できなくなります。

対象の本かどうかを確かめる方法

すべての本が対象ではありません。確認手順が公開されています。

手順操作
1Google Play Booksを開く
2書籍の詳細ページで「Tools」バッジをクリック
3**Gemini Notebook** が表示されていれば対象

表示がなければその本は現時点で対象外です。

参加している出版社と著者

10万冊の内訳として公式が出版社名を挙げています。

参加している出版社
Bloomsbury
De Gruyter Brill
Johns Hopkins University Press
Macmillan Publishers
O'Reilly Media
Penguin Random House

さらに15人以上のベストセラー著者と協業して特別な「Featured Notebooks」を用意したとしています。名前が挙がっているのはスティーブン・ピンカー/マイケル・ポーラン/ジェニファー・ウォレスです。

これは著者側が追加の資料をつけて読者が作品を深く読めるようにする仕組みです。

日本から使えるのかは書かれていません

公式ブログを最後まで読んでも対応言語や対応国の記載がありません。ただし手がかりはあります。

手がかり内容
参加出版社挙げられている6社はすべて英語圏
例に出る書籍すべて英語の書籍
無料配布**米国の人が対象**(在庫がある限り1冊)

日本語の書籍が対象になるかは公式に記載がありません。現時点で確認できるのはここまでです。使えるかどうかはGoogle Play Booksで手持ちの本の「Tools」バッジを見るのが確実です。

Kindleの本は含まれていません

公式が挙げているのはGoogle Play Booksのみです。Amazonへの言及はありません。

ストアExpert Intelligenceの対象
Google Play Books対象(対応書籍のみ)
Kindle**記載なし**

同じ本を持っていてもKindleで買ったものは対象になりません。電子書籍をどこで買うかがこの機能を使えるかどうかを分けます。

今後の拡大

公式が予定として挙げているものです。

拡大先内容
GeminiアプリExpert Intelligence対応コンテンツを利用可能に
検索のAIモード同上
追加される情報源サードパーティのサブスクリプション、ビジネスのリサーチレポート、教科書

書籍から始めて有料の情報源全般に広げる構想です。時期は書かれていません。

著者にとって何を意味するのか

Googleはこう書いています。

We believe that over time, Expert Intelligence will create content discovery and help authors reach new and more engaged readers
Google公式「Expert Intelligence」2026年8月27日出典を開く

本の発見につながり著者が新しい読者に届くようになるという位置づけです。所有を条件にしているのも著者と出版社の合意を得るための設計だと読めます。

ただしこれは公式の見立てです。実際に販売が増えたかどうかのデータはまだありません。

よくある質問

無料で使えますか

Gemini Notebook自体の料金についてこの発表に記載はありません。本についてはGoogle Play Booksで購入していることが条件です。米国では在庫がある限り1冊が無料提供されます。

持っていない本を読ませられますか

できません。Google Play Booksで所有していることが条件と明記されています。

日本語の本は対象ですか

公式に記載がありません。挙げられている出版社は6社とも英語圏です。

Kindleで買った本は使えますか

公式が挙げているのはGoogle Play Booksのみです。Kindleへの言及はありません。

何冊が対象ですか

10万冊以上でのスタートと発表されています。個別の対象可否はGoogle Play Booksの「Tools」バッジで確認します。