結論:ダッシュボードの数字では、収益化の条件を判断できません

YouTube Studioを開いて最初に出てくる再生回数。あの数字では、収益化の条件を満たしているかどうか分かりません。

判定に使われるのはエンゲージビューとエンゲージ再生時間で、これらはアナリティクスの詳細モードにあります。

2025年3月にShorts、2026年8月24日から全形式で、再生回数は再生が始まった時点で加算されるようになりました。表示される数字は増えますが、収益とYPPの判定基準は変わっていません。

つまり見ている数字と、判定される数字がずれています。 この記事では、判定に使われるほうの数字を確認する手順を説明します。

確認基準日:2026年8月18日。2026年7月よりYouTube Studioの新しい画面が段階的に導入されているため、表示が異なる場合があります。

手順:詳細モードを開く

公式ヘルプに記載されている手順です。

順番操作
1YouTube Studioにログインする
2左側のメニューで「アナリティクス」を選ぶ
3レポートの下の「詳細モード」または「詳細」をクリックする

これで詳細な分析画面に入ります。ダッシュボードの概要とは別の画面です。

YouTube Studio にログインします。左側のメニューで [アナリティクス] を選択します。レポートの下の [詳細モード] または [詳細] をクリックします。
YouTubeヘルプ「アナリティクス レポートの詳細モードの使い方」出典を開く

手順:指標を切り替える

詳細モードに入っただけでは、まだ通常の指標が表示されています。

左側のパネルにある「指標」から、表示する項目を選び直します。公式ヘルプは、指標の選択肢として次の分類を挙げています。

  • 概要の指標
  • リーチ
  • インタラクション
  • 収益
  • メンバー
  • ショッピング
  • Premium
  • 再生リスト、ライブ、投稿、リミックス、クリップ、カード、終了画面
  • エンゲージ系の指標は、この一覧から追加します。 指標は選んだ内訳に応じて自動的に調整されるため、目的の項目が出ない場合は内訳のほうを先に変えてください。

    FIG.概要と詳細モードは別の画面
    ダッシュボードの大きな数字は表示用。判定に使われる指標は詳細モードで指標を切り替えて確認します。出典:YouTubeヘルプ「アナリティクス レポートの詳細モードの使い方」

    手順:レポートを保存して定点観測にする

    毎回同じ操作を繰り返すのは現実的ではありません。詳細モードにはレポートを保存する機能があります。

    順番操作
    1詳細モードで開始する
    2左側のパネルで「コントロール」「内訳」「指標」「フィルタ」を設定する
    3目的のレポートを作ったら保存アイコンをクリックする

    保存したレポートには名前を付けられます。上部のナビゲーションから「保存済みレポート」としてアクセスできます。

    条件の達成状況を追うなら、これを1回作っておくのが効率的です。 毎回設定し直す必要がなくなります。

    期間の指定を間違えないでください

    YPPの条件には、それぞれ決まった期間があります。詳細モードで日付を選ぶときは、条件と同じ期間に合わせてください。

    条件対象期間
    長尺動画の総再生時間過去365日
    Shortsの視聴回数直近90日
    アクティブ判定(再生時間)過去365日
    アクティブ判定(Shorts)直近90日

    期間がずれていると、達成状況を誤って判断します。90日の条件を28日のデータで見ても意味がありません。

    日付の変更は、詳細モードの「コントロール」から行います。

    数字を書き出して記録する

    詳細モードには、現在のビューをエクスポートする機能があります。

    条件の達成を追う場合、月に1回でも書き出して残しておくと、伸びのペースが見えます。あと何か月で届くのかを逆算できるようになります。

    2026年8月24日をまたぐ期間は特に重要です。表示される再生回数の伸び方が変わるため、前後をそのまま比較できません。エンゲージ系の数字を記録しておけば、比較の基準を保てます。

    2026年7月から画面が変わっています

    公式ヘルプの冒頭に注意書きがあります。

    2026 年 7 月より、YouTube Studio の新しいエクスペリエンスが段階的に導入されます。そのため、アナリティクス ページの外観が以前と異なる場合があります。
    YouTubeヘルプ「アナリティクス レポートの詳細モードの使い方」出典を開く

    段階的な導入のため、アカウントによって画面が違います。 解説記事のスクリーンショットと一致しなくても、機能そのものは同じです。

    ボタンの位置が違う場合は、「詳細モード」か「詳細」という表記を探してください。

    いま確認すべきこと

    あなたの状況確認する指標と期間
    Shortsで新規のYPP参加を目指すエンゲージ系のShorts視聴回数を直近90日で
    長尺で新規のYPP参加を目指すエンゲージ系の再生時間を過去365日で
    すでにYPPに参加しているShorts収益の維持条件を直近90日で
    8月24日をまたぐ比較をしたいいまの数字を書き出して保存しておく

    よくある質問

    詳細モードはどこにありますか

    YouTube Studioの左メニューでアナリティクスを選び、レポートの下にある「詳細モード」または「詳細」をクリックします。

    指標にエンゲージ系が出てきません

    指標は選んだ内訳に応じて自動的に調整されます。内訳を先に変更してから、指標の一覧を確認してください。

    画面が解説と違います

    2026年7月からYouTube Studioの新しい画面が段階的に導入されています。アカウントによって表示が異なります。機能は同じなので、表記を頼りに探してください。

    スマートフォンでも確認できますか

    YouTube Studioはブラウザからも利用できます。詳細モードの機能はパソコンでの操作を前提とした説明になっているため、細かい設定はパソコンのほうが確実です。

    どのくらいの頻度で確認すればいいですか

    条件の達成を追う場合、月に1回の記録で十分です。レポートを保存しておけば、毎回の設定が不要になります。

    まとめ:見る場所を変えるだけで、判断が変わります

    ダッシュボードの再生回数は表示用の数字です。収益化の条件を判断するには、詳細モードでエンゲージ系の指標を見る必要があります。

    手順は3つです。詳細モードを開く。指標を切り替える。レポートを保存する。

    期間の指定だけは間違えないでください。90日の条件は90日で、365日の条件は365日で見ます。

    あわせて読む:YouTube再生回数のカウントが8月24日から変更!収益は変わりません

    あわせて読む:YouTube収益化変更を徹底解説!2027年2月から何が変わる

    参照した情報

  • アナリティクス レポートの詳細モードの使い方(YouTubeヘルプ)
  • YouTube パートナー プログラムに関する変更(YouTubeヘルプ)
  • An update to how we count public views across YouTube(YouTube公式ヘルプ、2026年8月18日)