推測しなくても、アプリが教えてくれます

再生回数が急に落ちた。シャドウバンされたのかもしれない。そう思って検索すると、原因を推測する記事と外部のチェッカーが並びます。

その前に確認すべき場所があります。TikTokのインサイトです。

公式のコミュニティガイドラインにこう書かれています。

クリエイターは、TikTokのインサイトを確認することで、自身の動画のパフォーマンスを確認できます。これには、おすすめの対象外となった動画があるかどうかを確認する機能も含まれます。
TikTok「「おすすめ」フィードの適格基準」出典を開く

おすすめの対象外になった動画があるかどうかはアプリの中で分かります。推測する必要はありません。外部サービスに判定してもらう必要もありません。

確認基準日:2026年8月23日。TikTok公式コミュニティガイドライン(2025年8月14日公開・2025年9月13日発効)をもとにしています。

再生回数が少ないことは違反の証拠ではありません

ここを取り違えている解説が多いところです。

同じページに、はっきり書かれています。

動画が「おすすめ」フィードの対象にならなくても、検索機能やクリエイターアカウントにアクセスすることで、見つけることができます。動画の再生回数が少ない場合も、必ずしもルールに違反したことを意味するわけではありません
TikTok「「おすすめ」フィードの適格基準」出典を開く

伸びないことと罰を受けていることは別です。 数字が落ちた時点で違反を疑うのは順序が逆です。まずインサイトを見てください。

措置は3種類あって、意味が違います

公式が挙げている対応は3つです。ひとまとめにシャドウバンと呼ぶと、どれに当たっているのか分からなくなります。

措置内容
コンテンツを削除するガイドラインの「許容されない」に該当した場合
年齢制限を適用する18歳未満に適さない場合。成人のみ閲覧可能になる
「おすすめ」フィードの対象外にする「対象外」基準に該当した場合。投稿は残る

3つ目がシャドウバンと呼ばれている状態に近いものです。動画は消えません。検索やアカウントページからは今までどおり見られます。おすすめに流れないだけです。

消されたのか、流れていないだけなのかを先に分ける
削除と年齢制限とおすすめ対象外は別の措置です。インサイトで確認すれば、自分がどれに当たっているのかが分かります。出典:TikTokコミュニティガイドライン(2025年8月14日公開)

違反していなくても伸びなくなる仕組みがあります

これは他ではあまり書かれていない部分です。

TikTokのレコメンドシステムには、同じ種類の動画が繰り返し表示されるのを防ぐ設計が入っています。公式が例として挙げているのは極端なフィットネスやダイエット、性的暗示、悲しみ、過度に一般化されたメンタルヘルスのアドバイスです。

さらにこう書かれています。危機や社会不安の時期には反復的なおすすめを中断することもあると。

つまり同じジャンルを出し続けているアカウントは、違反がなくてもリーチが落ちる場面があります。原因が自分の側にないケースが制度として存在します。

心当たりがある場合に見直すところ

インサイトを見て対象外になっていた場合に、公式のガイドラインから該当しやすい項目を挙げます。

項目内容
偽のエンゲージメントエンゲージメントを人為的に高めるサービスや、レコメンドシステムをだますサービスの利用
AI生成コンテンツの未表示人物や風景をリアルに描写する場合はラベル付けが義務
オリジナルではないコンテンツ著作権や商標で保護された素材の無断再投稿
商業的情報開示の漏れ製品やブランドを宣伝する場合はコンテンツ開示設定が必要

フォロワーやいいねを買う行為は明確に禁止です。 伸ばすつもりで使ったサービスが対象外の原因になることがあります。

誤りだと思うときは異議を申し立てられます

対象外になった判断に対しては、申し立てる手段が用意されています。

アカウントが永久停止になった場合、またはコンテンツが削除され、「おすすめ」フィードの対象外になるか制限された場合に、その決定が誤りだと思われる場合は、決定に対して異議を申し立てることができます。
TikTok「執行」出典を開く

申し立てたあとのステータスはアプリ内のセーフティセンターで確認できます。削除された場合だけでなく、おすすめ対象外になった場合も申し立ての対象です。

読み終えたあとにやること

順番場所何をするか
1TikTokアプリの**インサイト**おすすめ対象外になった動画があるか見る
2アプリ内の**セーフティセンター**異議申し立てのステータスと、提出したレポートの状況を見る
3下の公式ページどの基準に触れたのかを原文で確かめる

手順としてはこうなります

順番を間違えると、直さなくていいものを直すことになります。

順番やること
1インサイトでおすすめ対象外の動画があるか確認する
2対象外がなければ、違反ではない。内容や時期の問題として考える
3対象外があれば、どの基準に触れたのかを確認する
4誤りだと思えば異議を申し立てる
5心当たりがあれば該当箇所を直して次の投稿へ

アカウントを消して作り直す前に1を見てください。 対象外になっていないのに作り直すと、積み上げた分だけ失います。

確認してから動くと、失わずに済みます
対象外になっていなければ違反ではありません。作り直しは実績を捨てる行為なので、インサイトを見てからにしてください。出典:TikTokコミュニティガイドラインの記述をもとに手順として整理

よくある質問

TikTokにシャドウバンはありますか

公式はシャドウバンという言葉を使っていません。制度としてあるのは「おすすめ」フィードの対象外という措置です。動画は削除されません。検索やアカウントページからは表示されます。

シャドウバンされているか確認する方法はありますか

TikTokのインサイトで確認できます。公式は、おすすめの対象外となった動画があるかどうかを確認する機能が含まれると明記しています。

再生回数が減ったら違反していますか

そうとは限りません。公式は、再生回数が少ない場合も必ずしもルールに違反したことを意味するわけではないと明記しています。

何もしていないのに伸びなくなりました

レコメンドシステムには同じ種類の動画が繰り返し出るのを防ぐ設計があります。危機や社会不安の時期には反復的なおすすめを中断することもあると公式に書かれています。

解除までの期間は決まっていますか

公式に日数の記載はありません。期間を挙げている解説は公式が出典ではありません。誤りだと思う場合は異議申し立てができます。

アカウントを作り直したほうが早いですか

先にインサイトを確認してください。対象外になっていない場合は作り直しても状況が変わりません。フォロワーと実績だけを失います。

フォロワーを買うと対象になりますか

公式は、エンゲージメントを人為的に高めるサービスやレコメンドシステムをだますサービスの取引は許容されないと明記しています。

参照した情報

  • https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja/fyf-standards
  • https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja/enforcement
  • https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja/