曲が減ったのは、表示が変わったからです

ビジネスアカウントに切り替えたら、使える曲が急に減った。流行っている曲が一覧に出てこない。

理由は単純です。アカウントの種類によって、最初に表示されるサウンドが違います。

ビジネスアカウントを使用している場合、新しい動画を開始して「サウンドの追加」をクリックすると、商用音楽ライブラリ(「商業利用可能な音楽」)のサウンドのみが表示されます。
TikTok for Business「商用音楽ライブラリの使用方法」出典を開く

ここで多くの人が「個人アカウントに戻せば解決する」と考えます。そこが落とし穴です。

確認基準日:2026年8月23日。TikTok for Business公式ヘルプ「商用音楽ライブラリについて」(2025年7月更新)と「商用音楽ライブラリの使用方法」(2026年7月更新)をもとにしています。

個人アカウントに戻しても、ルールは変わりません

公式が義務を紐づけている先を見てください。アカウントの種類ではありません。

一般的な音楽ライブラリを商用利用することはできません。以下のような商業的TikTokアクティビティにはすべて、商業音楽ライブラリを使用する必要があります
TikTok for Business「商用音楽ライブラリについて」出典を開く

「商業的アクティビティ」に紐づいています。 何のアカウントを使っているかではなく、何をしているかで決まります。

対象として挙げられているのは次の3つです。

対象内容
オーガニックコンテンツデュエット、リアクション、リミックスなど。通常の投稿も含まれる
動画広告出稿する広告
ブランドコンテンツ企業と組んだ投稿

広告だけの話ではありません。普段の投稿も入っています。

つまり個人アカウントに戻すと、こうなります。

表示される曲商用利用のルール
ビジネスアカウント商用音楽ライブラリのみ適用される
個人アカウントすべてのサウンド**同じく適用される**

戻すと使ってはいけない曲まで見えるようになるだけです。止めてくれる人がいなくなります。

表示が緩むのと、許されるのは別です
ビジネスアカウントは使える曲だけを見せてくれる状態です。個人に戻すと全部見えますが、商業目的で使ってよい範囲は変わりません。出典:TikTok for Business「商用音楽ライブラリについて」

商用音楽ライブラリは100万曲あります

制限と聞くと選択肢が少ない印象を持ちます。実際の規模はこうです。

項目内容
楽曲数100万曲
費用無料で商用利用できる
提供元大手レーベルからインディー、新進気鋭のアーティストまで
範囲あらゆるスタイル、ジャンル、地域
一度の表示最大1万曲

流行の1曲は使えません。ただし素材が足りないという状況にはなりません。

個人アカウントでも商用ライブラリを開けます

ここは公式に手順が書かれているのに、あまり知られていない部分です。

個人アカウントの場合、最初はすべてのサウンドが表示されます。そこから商用音楽ライブラリだけに絞り込めます。

個人アカウントを使用している場合、新しい動画を開始して「サウンドの追加」をクリックすると、すべてのサウンドが表示されます。商用音楽ライブラリから選択するには、「サウンド」ボタンをタップして、ドロップダウンから「商業利用可能な音楽」を選択します。
TikTok for Business「商用音楽ライブラリの使用方法」出典を開く

アカウントを切り替えなくても、安全な側を選べます。 ビジネスアカウントの機能は使いたいが曲の表示が窮屈だという場合も、逆に個人アカウントのまま商業目的で投稿する場合も、行き着く先は同じライブラリです。

選ぶときに見落とされる設定

公式の手順にひとつ重要な指定があります。地域の選択です。

楽曲は世界共通で使えるわけではありません。公開する地域で利用できるものを探す必要があります。

絞り込みに使えるのは次の項目です。

フィルター内容
地域公開する地域で利用可能な楽曲を検索する
プレースメントどこに出すか
テーマ・ジャンル・ムード内容から探す
使用期間使える期間

選んだあとは、オーガニック投稿と有料の広告のどちらでも使えます。

地域を選ばずに探すと、使えない曲を選びます
楽曲は世界共通ではありません。公開する地域で利用できるものだけに絞ってから、ジャンルやムードで探してください。出典:TikTok for Business「商用音楽ライブラリの使用方法」

他人の楽曲を使いたい場合

CML以外の楽曲を商業目的で使う道が閉じているわけではありません。ただし公式は注意を添えています。

他のユーザーのオリジナル楽曲やライセンスのある音楽を使う場合は、自社の法務部門と相談したうえで適切な許可を得ていることを確認するよう書かれています。

許可を取れば使えます。取らずに使うと商用利用のルールから外れます。ここは自己判断ではなく、権利者と法務の確認が要る領域です。

よくある質問

ビジネスアカウントだと流行の曲が使えないのはなぜですか

ビジネスアカウントでは、サウンドの追加時に商用音楽ライブラリの楽曲のみが表示される仕様のためです。一般の音楽ライブラリは商用利用ができません。

個人アカウントに戻せば流行の曲を使えますか

表示はされるようになります。ただし商用利用のルールはアカウントの種類ではなく商業的アクティビティに紐づいているため、宣伝目的で使えば同じ制限がかかります。

商用音楽ライブラリはどこにありますか

ビジネスアカウントなら最初から表示されます。個人アカウントの場合はサウンドボタンをタップして、ドロップダウンから「商業利用可能な音楽」を選びます。

曲数が少なくて選べません

公式は100万曲としています。一度に表示されるのは1万曲までなので、地域やジャンルなどのフィルターで絞り込んでください。

費用はかかりますか

公式は無料で商用利用できると記載しています。

広告を出さなければ関係ありませんか

関係あります。公式が挙げる対象にはオーガニックコンテンツが含まれています。デュエットやリアクションも対象です。

好きなアーティストの曲を使いたいです

他のユーザーのオリジナル楽曲やライセンスのある音楽については、法務部門と相談して適切な許可を得ているか確認するよう公式が求めています。