転載が中心のアカウントはおすすめに出なくなりました

Instagramは2026年4月30日に発表しました。オリジナルでない投稿が中心のアカウントを、おすすめの表示から外すという内容です。これまでリールだけが対象でした。今回から写真とカルーセルにも広がります。

ただしここが誤解されています。フォロワーへの表示は変わりません。 変わるのはフォローしていない人に届く経路だけです。

そして一度外れても戻せます。期間は30日です。

確認基準日:2026年8月19日。Instagramクリエイター向け公式ブログ「Rewarding original creators on Instagram」(2026年4月30日)をもとにしています。

変わったのは届く経路です

Instagramには2つの経路があります。フォロワーのフィードに出る経路。もうひとつがフォローしていない人のおすすめに出る経路です。

今回の変更が効くのは後者だけです。公式はこう書いています。

This update does not affect how we show people content from accounts that they follow.
Instagram公式ブログ「Rewarding original creators on Instagram」出典を開く

フォローしている人への見え方は変わらないという意味です。

つまりアカウントが消えるわけではありません。投稿が削除されるわけでもありません。新しい人に見つけてもらう経路が閉じるだけです。ただし伸ばす段階のアカウントにとっては、そこが生命線になります。

オリジナルとして扱われるもの

公式が挙げているのは次の3つです。

  • 自分で撮った写真
  • 自分でデザインしたもの
  • 実質的に編集したもの
  • 問題は3つ目です。どこからが実質的な編集なのか。公式の説明はこうです。意味のある形で内容を高めていること。元のコンテンツを言い換えたり参照したりするだけでは足りません。本当の価値を足していることが求められます。

    ミームのように他人の素材を使うものでも、対象になります。そこに新しい論評やユーモアを重ねていればいいという扱いです。素材を借りたかどうかではなく何を足したかで見られています。

    オリジナルにならないもの

    逆に、公式が名指しで「意味のある創作の入力とは言えない」としている行為があります。

  • 枠を付けただけ
  • 透かしを入れただけ
  • 字幕を付けただけ
  • キャプションでクレジットを書いただけ
  • クレジットを書けば大丈夫という考え方は通用しません。出典を明記することと自分が何かを足すことは別の話として扱われています。

    他人の投稿のスクリーンショットをユーザー名ごと上げる行為も同様です。

    判定されているのは素材ではなく足したもの
    他人の素材を使っても、そこに論評や視点を重ねていればオリジナルとして扱われます。枠や透かしやクレジットは足したものに数えられません。出典:Instagram公式ブログ「Rewarding original creators on Instagram」

    30日で戻せます

    ここはあまり知られていません。おすすめの対象から外れても永久ではありません。

    直近30日間に投稿した写真とカルーセルとリールの大半がオリジナルと判定されれば、資格が回復すると公式は書いています。

    つまり運用を変えれば1か月で戻ります。アカウントを作り直す必要はありません。

    他人の素材を使いたい場合は、コラボ機能やリミックス機能やリポスト機能を使うようInstagramは案内しています。これらは正しくクレジットされる仕組みなので転載になりません。

    外れても30日で戻ります
    直近30日の投稿の大半がオリジナルと判定されれば資格が回復します。アカウントを作り直す必要はありません。出典:Instagram公式ブログ「Rewarding original creators on Instagram」

    出回っている数字には公式の裏付けがありません

    この変更について具体的な数値を挙げている解説をよく見かけます。視覚的に何パーセント一致したら転載と判定されるとか、30日に何回以上の転載で外れるといったものです。

    Instagramの公式発表にこれらの数値は書かれていません。 判定の具体的なしきい値は公表されていません。

    数字が書いてあると分かった気になります。ただし根拠のない数字で運用を組むと、実際の判定とずれます。公式が示しているのは考え方だけです。自分で作ったか。意味のある価値を足したか。そこで見てください。

    4つのプラットフォームが同じ方向に動いています

    2026年に入って主要なプラットフォームがそろって同じ判断をしています。

    プラットフォーム時期内容
    Instagram2026年4月転載中心のアカウントをおすすめから外す
    X2026年9月コピーや微改変や寄せ集めを報酬の対象外に
    TikTok継続中オリジナルでない動画は報酬の対象外
    YouTube2027年2月量産型コンテンツの基準を引き上げ

    やり方は違います。Instagramは配信を絞る。XとTikTokは報酬を払わない。YouTubeは参加基準を上げる。ただし狙っているものは同じです。他人が作ったものを集めて量を出す運用を成立しなくすることです。

  • Xの収益化は9月7日で終わります!新制度の条件と9月8日にやること
  • TikTok収益化はフォロワー1万人では足りません!動画ごとの条件が6つあります
  • YouTubeのAI動画量産チャンネルは2027年2月から壁が2枚に!基準引き上げとエンゲージビュー判定
  • 1つのプラットフォームの仕様変更ではありません。業界全体の方向として見ておくほうが、判断を間違えません。

    よくある質問

    アカウントが消えるのですか

    消えません。投稿も削除されません。フォローしていない人のおすすめに出なくなるだけです。

    フォロワーには届きますか

    届きます。公式が明記しています。フォローしている人への表示は変わりません。

    他人の投稿をシェアするのはだめですか

    だめではありません。ただし転載として扱われます。コラボやリミックスやリポストの機能を使えば、正しくクレジットされる形になります。

    クレジットを書けば大丈夫ですか

    大丈夫ではありません。キャプションでのクレジットは、意味のある創作の入力に数えられないと公式が明記しています。

    一度外れたら終わりですか

    終わりではありません。直近30日の投稿の大半がオリジナルと判定されれば資格が戻ります。

    ミームは作ってもいいですか

    構いません。他人の素材でも新しい論評やユーモアを重ねていれば対象になると公式が書いています。

    公式出典

  • https://creators.instagram.com/blog/rewarding-original-creators-on-instagram/